最後に、⻑期トレードについて説明します。

⻑期トレードは週⾜を使って

数週間にエントリーが1回できるかどうかになります。

チャートのチェックは１週間に１回でよく、

利益が出るときは莫⼤なリターンを得ることができます。

出張などが多くて週に１回しかチャートを⾒れないという⽅には

おすすめのトレード⽅法です。

しかし、週⾜をみるということは１週間に⼀つ⾜が確定するだけ

なので、かなり気⻑に待つ必要があります。

ここまでくると、トレードというよりも投資という観点になってきます。

そして、チャートだけでなく、ファンダメンタル的な情報も

考慮に⼊れてトレードしていく必要があります。

スイングまででしたら、そこまでファンダメンタル情報の影響を

受けることはないですが、

週⾜でトレードするとなると、⾮常に⻑期にわたってポジションを持つことに

なりますので、ファンダメンタル分析も必要になってきます。

中⻑期的にわたって、世の中の情勢がどうなるのか、

⾃分の⼒で分析して、テクニカル分析の事実と⽐較して

エントリーをしていきます。

僕はここまでの⻑期トレードはしたことがないので、

ファンダメンタルズ分析についてもちゃんとした分析ができません。

正直、かなり難しい分野だと思います。

ということで、こちらについては、僕のトレード教室の

対象外とさせていただきます。

ここまで⻑期的なトレードをする⽅はそもそも少ないでしょうし、

初⼼者がいきなりこれをやるのはかなり難しいです。

これはファンダメンタルズ分析もできるような、

⾼度な知識を⾝につけているトレーダーさん向けです。

これまで⾊々なトレード⽅法の性質をお伝えしてきました。

スキャルピングは迅速な判断が必要

デイトレはチャートをずっと⾒ておく忍耐が必要

スイングはしっかりとタイミングを待つ姿勢が必要

⻑期トレードはファンダメンタル分析も必要

それぞれにはこんな性質があるのです。

では、改めてあなたに向いたトレードの時間軸を

考えてみてください。

どの時間軸を選んでも、楽ちんということはありません

メンタルは確実に必要ですし、どの時間軸でもしっかりと損切りは必要です。

ポケモンをやるときに最初に３匹を選んで旅に出るみたいな

そんなイメージで時間軸を選びましょう。

今までの説明を聞いて、なんとなく⾃分の時間軸がどれが

良さそうかはわかってきているのではないでしょうか。

ここで注意しないといけないのは、

⼿法と同じで時間軸探しの旅に出てしまうことです。

5分⾜でやってみてダメだったから、

4時間⾜でトレードしてみて、それでもダメだったから

5分⾜ならやっぱりできるんじゃないかと思ってまたそこで

トレードをするみたいな。

そういう旅には絶対出てはいけません。

いくら旅に出るのが好きでも、

時間軸探しの旅に出るのはやめましょう。

⼤切なのは、これと決めた時間軸で

徹底的にトレードをずっと⾏っていくことです。

むやみに時間軸を変えてはいけません。

トレードの時間軸は簡単に変えてはいけません。

そしてもちろん、損切りの判断も時間軸を変えてはいけません。

よくあるケースが、含み損が⼤きくなったときに、損切りの判断を

時間軸を⼤きくして⾏おうとするというケースです。

例えば、

エントリーは５分⾜で⾏って、含み損が⼤きくなってしまったとき、

1時間⾜でみるとまだまだ利益を出せそうなチャートの形をしていたので、

1時間⾜でそのチャートの形が崩れるまで損切りの判断を遅らせるという

考え⽅です。

こういう場合、⼤抵は１時間⾜でもチャートの形が崩れてしまって、

そのまま⼤きな損になってしまうことが多いです。

これは損切りをしっかりとできていないということを意味します。

確かにまだまだ損切りしたくないという気持ちはわかります。

そして、⼤きな時間軸で⾒たら、まだまだ利益を出せそうだということも

わかります。

でも損切りの判断はエントリーした時間軸で判断しないと意味がありません。

そもそも、トレードプランを作成するときにその時間⾜で損切りをすることも

決めていたはずです。

それを遅らせるということは、

損切りができないことを指すのです。

まだまだこれをやってしまう⽅は、

訓練を再度やってみましょう。

同じ時間軸でエントリーも損切りも⾏うこと。

これがすごく⼤事です。

次です。

メンタルコントロール26 スワップ攻撃