FXトレード エントリーポイントを簡単に決めることができる方法【聖杯探しから脱却しよう】
Day2
エントリーポイントの決め方としては大きく分けて2種類の決め方があります。
1つ目は動的分析による決定
2つ目は静的分析による決定です。
ちょっと難しい言葉にしちゃいましたが、優しく説明していくので画面閉じないでくださいね!!
今回はこの分析方法について重要な考え方を説明します。
これからのトレード講座の大前提となる考え方なのでしっかりと読んでおきましょう!!
FXトレードでエントリーポイントを決めるための分析方法とその分類
エントリーポイントを決めるための動的分析
まずは動的分析について。
動的分析とは、時間が経つにつれてエントリーポイントがどんどん変わっていくような分析方法のことを指します。
例えば移動平均線のゴールデンクロスなどがそれに当たります。
ドル円が107円のときにゴールデンクロスしてロングのエントリーポイントとなることもあれば、107.5円のときにゴールデンクロスしてロングのエントリーポイントになることもありますよね。
このように、インジケータは時間が経つにつれてどんどんその姿形を変えていくため、エントリーポイントとなる価格もどんどん変わっていきます。
他にもMACDのダイバージェンスを使ったエントリーなど、インジケータはオシレーターを使ったエントリー判断は、動的分析によるトレードとなります。
エントリーポイントを決めるための静的分析
それに対して静的分析によるエントリーポイントの決定方法もあります。
これは動的分析とは真逆のエントリーポイント決定方法であり、時間が経つにつれてエントリーポイントとなる価格がどんどん変わっていくわけではありません。
つまり、ドル円の価格107.5円がエントリーポイントなら、どれだけ時間が経っても107.5円のままエントリーポイントが変わることはありません。
そんなエントリーポイントの決め方あるのか!?という声が聞こえてきそうですが、実はあります。
水平ラインを使ったトレードや、フィボナッチリトレースメント、チャネルラインなどを使ったトレード方法がそれにあたります。
厳密にいえば、チャネルラインは傾斜がある分時間によって若干エントリー価格が変わってきますが、それは誤差の範囲とします。
ラインを一度ひけば、そのラインでの反発を狙ったエントリーポイントが決まります。
そしてそのエントリーポイントは、ラインを引き直さない限りは変わることはありません。
インジケータやオシレータが動的なエントリーポイントを示してくれるのに対して、自分で描画するテクニカルツールは、一度引いた所がエントリーポイントとして決まるのです。
どちらの分析方法でトレードする方が、より安定して利益を出していけるのか、理由と合わせてお伝えしていきます。
初心者でも簡単にトレードできるエントリーポイントの決め方は?
これから勝っていきたいと考えてるトレーダーさんに向いているのは、静的分析です。
よくトレード入門書やトレードの教科書を見ると、インジケーターのことばかり書いてあります。
これは動的分析を使ったエントリーポイントを探す方法になりますが、これを使ったトレードは、とても難易度の高いものになっています。
入門書を書く側からすると、インジケーターを使った説明の方が説明をするのがとても楽なので、動的分析を採用しがちです。
さらにインジケーターと使うことで、トレーダーっぽいかっこいい印象を与えることができますから、
FX映えのする内容にすることもできるのです。
しかし、実際はこのような動的分析で稼ぎ続けられる人が少ないように、動的分析は静的分析と比較して難易度の高いものになっています。
静的分析の何が良いのか、これから説明していきます。
まず、静的分析はエントリーポイントが固定であるため、エントリーの判断基準がブレないのです。
さらに、特定の価格帯でエントリーをかけるようなトレードになるため、損切り幅を最小限に止めることができます。
例えば、水平ラインを使ったトレードをする場合、ドル円の107.5円に水平ラインを引いていた時は、価格が107.5円に到達した瞬間エントリーをかけて、
10pipsでも逆行したらすぐに手仕舞うことができます。
エントリーポイントが固定で、さらに損切り幅も固定できるので優位なトレードがしやすいのです。
ここで「優位なトレード」という言葉を出しましたが、この優位なトレードの意味は覚えていますか???
忘れちゃった方はもう一度過去の講座を読み直してみましょう!!
このエントリーの具体的な決め方と、損切りのやり方についてはこれから説明していくのでご心配なく!
静的分析によるエントリー判断は、何よりもメンタルに優しいという利点があります。
あらかじめ反発しやすいポイントや利益確定の範囲を決めることができるため、
どこでエントリーをかけてどこで利益確定をすればいいのかわからない状態をなくすことができるのです。
ところがこれが動的分析によるエントリー判断を行なっていると、実際にどこまできたらエントリーができるのか、
どこまで利益を伸ばせるのかが全くもって不透明なのです。
徐々に形成されていくインジケーターの形を見ながらトレード判断を行なっていかなければなりませんからね。
これからどのような形になるか、本質的にはわからない状態で、どこでエントリーポイントが発生して、どこで利益確定ポイントが発生するのか、ドキドキしながらチャートから目が離せないようでは、健全なトレードをすることはできません。
そういった意味で、上級者ではないトレーダーがインジケーターなどの動的分析を使ったトレードをするのはオススメではありません。
静的分析によるトレードでは、動的利益と変わらない莫大な利益を得ることもできます。
さらに、エントリーポイントや利益確定ポイントが事前に見えている分、安心してトレードをすることができます。
これからみなさんに学んでいただきたいのは、この静的分析によるトレードとなります。
その中でも、水平ラインを使ったシンプルなトレードについて学んでいただきたいと思います。
今回は、これからみなさんに学んでいただくトレード方法についてお話ししました。
なぜ水平ラインを使ったトレードなのか、その前提となる動的・静的分析の分類についても理解いただけたと思います。
こういった前提知識なしにエントリーポイントを決める手法を探していても、どこまで探したとしても路頭に迷うばかりです。
とあるインジケーターが気になってはそれを試し、次に気になったインジケーターが気になってはそれを試しを繰り返す毎日が待っています。
そもそも最初に身につけるべきは、1000円で買うことのできる入門書やFX本に書いてあるインジケーターを使ったトレードではありません。
動的分析と静的分析の話を知らないと、いつまでたってもトレードは上手くならないのです。
静的分析によるトレードがいかに初心者向きでわかりやすく、総合的に安定したトレードを実現できるものなのか、
これから徐々にお伝えしたいと思います。
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