プロスペクト理論とは!FXトレード初心者が勉強すべき必須の理論を擬似体験しよう
FXではほとんどの人が負けてしまいます。確かに、現実的に9割以上の人がFXで負けていると言われています。
これが、FXはやめた方がいいと言われる所以ですね。
ではなぜFXでほとんどの人が負けているのか、その原因を知っておかないと当然どうすればいいのかもわからないので、
いつまでたってもFXで勝つことはできません。
この記事では、FXでほとんどの人が負けるメカニズムを紹介し、どうやったら勝ち組になれるのか一つのヒントとなるように考察してみます。
プロスペクト理論とは何か!FXとの関係は!?
まずはプロスペクト理論を体験してみよう
これはFXにおいて非常な心理学的理論です。しかもほとんどの人がこれに当てはまってしまうという、FXトレーダーからしたらとても恐ろしい理論です。
プロスペクト理論とは、FXにおいては、損切りがなかなかできない!そして利益が出たらすぐに決済してしまう!なんていうFXあるあるのことをさします。
皆さんもFXをしていて、無意識のうちにこういうことを経験したことがあるのではないでしょうか。
元々は1979年、ダニエル・カーネマン、エイモス・トベルスキーによって提唱されたもので〜・・・・
とまぁ歴史とか小難しいことは、あほの僕には難しいので、簡単な例を出してプロスペクト理論の本質を経験・理解してみましょう。
プロスペクト理論における重要な例題:あなたはどちらを選ぶ?
【ケース1】
あなたは今公園のベンチに座っていて、目の前にハトがやってきました。
ポッポーポッポーとうるさいので、あなたは持っていた豆を2粒投げて与えてやりました。
豆はハトの右側と左側の地面に落ちました。
おや、、、ハトが嬉しがっている!!!喜んでいるぞ!!!
首が前後に激しく動いている!!
そこに素性のよくわからないハゲたおじさんがやってきて、次のAかBどちらかを選べと言ってきました。
あなたはどちらを選びますか???
A:「お前に今から500万円をあげるからそこのベンチに座らせてくれぇ」
B:「わしと賭けをせんか?もしハトが右側の豆を食べたら1000万円やろう。しかし左側の豆を食べたら何もやらんけどな。」
【ケース2】
あなたはつい先ほど泥棒に1000万円を取られてしまいました。
途方に暮れて公園のベンチに座っていると、目の前にハトがやってきました。
(中略)
豆がハトの右側と左側に落ちて、その後おじさんがやってきて次のAかBを選べと言いました。
A: 「お前は泥棒に1000万円取られたのか・・・。かわいそうなやつだな。そこのベンチに座らせてくれたら500万円あげるけどどうする?」
B: 「わしと賭けをせんか?もしハトが右側の豆を食べたら1000万円の借金はわしが返してやろう。しかし左側の豆を食べたら何もしてやらんけどな。」
どちらがお得なのか?プロスペクト理論の正体とは!?
・・・さぁ、皆さんはケース1とケース2でどちらを選びましたか??
両方のケースに共通して、次のことが言えます。
Aは、あなたがおじいさんをベンチに座らせてあげるだけでお金が手にはいる、つまり確実にお金が手に入ります。
Bは、ハトにあなたの運命を委ねることになりますね。つまり、確実ではありません。
そして、実はAもBも 期待値(確率的にどれくらいのお金が手にはいる見込みがあるか)は同じなんです。
AもBも期待値は500万円です。ちょっと難しいかもしれないですが、どちらを選んでも500万円をもらえる見込みがある、ということです。
しかし、ケース1とケース2では、あなた自身の状況が大きく違います。そう、泥棒に1000万円を取られているかいないか、ですね。
ケース1ではAを選ぶ人が多い(プロスペクト理論における利益の考え方)
ケース1では、確実にお金をもらえるAを選んだ方が多いんです。
あなたは何も泥棒に取られていないので、何も損をしていない状態です。
だから、確実にお金をもらって満足したい、という思いから、Aを選ぶ方が多いです。
お金が増えることに対しては、確実に増えて欲しいと思ってしまう。FXで利益が出たらすぐに決済してしまうのはこれが原因!
ケース2ではBを選ぶ人が多い(プロスペクト理論における損失の考え方)
ケース2ではどうでしょう。
あなたはなんと1000万円も泥棒に取られてしまってます。悔しいですね。これからどうしようって感じですね。
もうこんなに取られたら、また数万円取られてもどうでもいいって感じですね。逆に、数万円帰ってきても、どうでもいいですね。
だって1000万円ですよー。うわーーー、痛いわぁ・・・。
ということで、イチかバチかのBを選ぶ人が多いんです!!!
Aを選んでおけば、半額は返ってくるのにね。それでも500万円は失ったことになるので、ハトに運命をゆだねて一気に取り戻せるかの大勝負に出るんです。
ハトがどちらの豆を食べるかなんてわからないのに。。。
どうでしょう、これがプロスペクト理論なんです。あなたは当てはまりましたか?
プロスペクト理論の損失に対する考え方。お金が減るのは一切受け入れられないのが人間。お金が減ってしまうと、どんだけ大きなリスクをとってでも、それを取り返そうとしてしまう。FXでなかなか損切りができないのもこれが原因!
プロスペクト理論はFXの利益と損失に関わる重要な理論
つまり、プロスペクト理論によると、次のようなことが言えて、しかもそれはほとんどの人に当てはまるのです。
ちょっと難しいことは嫌いなので、レイザーラモンRGのあるあるネタのように言います。
「あるある〜〜言いたい〜〜」
「人はお金を増やすことに関しては、増えるお金が少なくても確実に増やせる方法を選びがち〜」
「人は損していると、危ない橋を渡ってでも損から解放される方法を選びがち〜」
わかってもらえましたか??
おじさんとハトのことは忘れてもいいですが、このあるあるネタだけは覚えておいてください。
FXトレーダーになるにあたって、非常に重要な事項です。
ではFXにプロスペクト理論を当てはめるとどうなるのか、
なぜほとんどの人が負けるのか、
どうしたら負けなくなるのか、
次回はこのことについて考えてみましょう。
ここまでは他のFXサイトにはよく書かれている内容ですが、それを具体的にどう克服していけばいいのか、
そこまで教えてくれるサイトはほぼないので、次回からその克服方法に
みっちり焦点を当てて考察していきます。
次はこちらの記事です。
プロスペクト理論では、お金を増やすことに関しては、増えるお金が少なくても確実に増やせる方法を選んでしまう。逆にお金の損失に対しては、損していると、危ない橋を渡ってでも損から解放される方法を選びがち!FXトレードの損益に対する考え方に密接に関係する理論なので、覚えておきましょう!
FXトレードを勉強するなら必ずこの本を読んでおきましょう。最低限の知識で必要です。
なかなかちゃんとした本も少ないですが、しっかりと基礎から学べる本なので本当におすすめできます。
この本を読んでからFXの成績もかなり変わりました。
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