チャネルラインを使ったトレード方法に関する考察
こんにちは!今回はチャネルラインを引くにあたって迷ってしまう方も多い、チャネルラインを使ったトレード方法についての考察です。
チャネルラインをひこうとした時、色々な角度のチャネルラインが引けますよね。急な角度のチャネルラインだったり、緩やかな角度のチャネルラインだったり。。。
そんないろんなチャネルラインを引いて、どのようにトレードすればいいのか混乱してしまうことはありませんか?
そこで今回は、チャネルラインを使ったトレード方法について、僕なりの考えをまとめてみました。皆さんの参考になれば嬉しいです。
では参りましょう!!
引こうと思えばたくさんチャネルラインを引ける!
まずはこちらのチャートをご覧ください。
AUDJPYの4時間足チャートです。
ここでは上昇チャネルに限って考えてみます。
こちらのチャートに引かれているように、単純に上昇チャネルと言っても緑と青と赤の3つのチャネルラインが引けます。そしてさらにそれぞれチャネルラインの角度が異なりますね。
実際、どの引き方が正解か、というのは誰にも証明できません。チャネルラインは相場のトレンドを定義づけるサポートツールであり、そのサポートツールの使い方は人それぞれ違って当然だからです。
そして、人と違ったチャネルラインを引いていたとしても、それを使って実際に利益をあげているトレーダーさんもいらっしゃいます。
そのため、他のトレーダーさんが引いたチャネルラインを批判することはできません。目的はチャネルラインが綺麗に引けるかどうかではなく、チャネルラインを引いてそれを用いて利益をあげることができるかどうかですからね。
チャネルラインはひこうと思えば色んなパターンで引くことができる。そして正解はない。
これをまず覚えておきましょう。
チャネルラインを引くのはなぜ??
では、チャネルラインを引くのはなぜでしょうか。
上昇しているのか、下降しているのか、トレンドを把握するため??
チャネルラインでの反発を狙ってチャネルライン内でトレードをするため??
チャネルラインのブレイクを狙ってトレンド転換を把握するため???
チャネルラインを引くのはなぜか、それは人によって違います。でもなぜチャネルラインを引くのかを自分で説明できるようにしなければなりません。
説明できないのになんとなくでチャネルラインを引いている方は、厳しいですがやめた方がいいです。時間の無駄なので。
まずはなんのためにチャネルラインを引くのか明確にした上で、チャネルラインの引き方からチャネルラインを使ったトレードを極めていきましょう。
と言っても、初心者のうちはなかなか難しい問題です。チャネルラインが使えることがわかっていたとしても、どのように使っていいのかわからないというのが現実です。
この記事ではオススメのチャネルラインを使ったトレードについて解説します。
あくまで僕の考えです。色々な考えがあって当然なので、これが正解という訳ではありません。ただし、十分利益を出すことのできる考え方なので参考になれば幸いです。
チャネルラインブレイクを使ったトレードは危ない!
チャネルラインブレイクトレードとは
チャネルラインを引く一つの方法として、チャネルラインのブレイク時にトレンド転換を狙ったトレード方法があります。
まずはこちらのチャートをご覧ください。先ほどのチャートの赤いチャネルラインだけを表示させたものです。
上昇チャネルラインを下にブレイクしたあと、下落を初めており上昇トレンドから下降トレンドに転換したことがわかります。
チャネルラインを下にブレイクした時に、ショートでエントリーをかけていれば利益を出せた局面です。
実際、こういうチャネルラインの使い方をされて利益を出されているトレーダーさんもいらっしゃるのではないでしょうか。
これならトレードできそう!!という印象をもつトレーダーさんが多いのも事実です。
しかし、僕はこのチャネルラインブレイクを狙ったトレードは行いません!!
大きな理由は不確定要素が多すぎてメンタル的に大きな負担がかかることが挙げられますが、もうちょっと詳しく説明していきます。
ダマシにメンタルをやられる
こちらのチャートをご覧ください。同じAUDJPYの4時間足チャートに上昇チャネルを引いています。
こちらのチャートを見ると、綺麗な上昇トレンドに見えますが、チャネルラインブレイクを使ったトレードをされている方には地獄です。
青丸で囲んだ箇所を見てください。チャネルラインブレイクしていますね。
ここでショートをかけたトレーダーさんは一旦チャネルブレイクした後になって上昇し始めたので含み損になってしまいます。
さらに元のチャネルラインに戻って上昇をしばらく継続する形となってしまいました。
チャネルラインブレイクをしたのだからこれからトレンド転換になるはずと信じきっているトレーダーさんはなかなか損切りをすることができません。
損切りできる方はそれでも良いですが、次にチャネルラインブレイクをした時に自信を持ってトレードできるかというと、怪しいですよね。
一回だましを食らってしまった後のトレーダーの心理としては、このチャネルラインを疑ってしまいます。そして次のトレードチャンスを逃してしまいます。
チャネルラインブレイクは、こう言ったダマシがつきもので、メンタル的には大きな負担になってしまいます。
ブレイク後も上昇継続
次の例を見てみましょう。
こちらも上昇チャネルラインをブレイクして、トレンド転換の兆しを見せています。
ここでチャネルラインブレイクを使うトレーダーさんはショートをしかけていきますね。
その後の値動きをみてみましょう。下のチャートをご覧ください。
チャネルラインを下にブレイクした後、多少もみ合ってから上昇を始めました。
これは、上昇チャネルラインを下にブレイクして、一つ下のレベルの上昇チャネルに移ったと捉えることができます。
このように、上昇チャネルを下にブレイク下からと言って必ずしも下降トレンドが始まる。つまりショートでエントリーすることで利益を出すことができる訳ではなく、損失を出すことが往々にしてあるということです。
そして、このような値動きをみたトレーダーのメンタル的な負担は大きく、損切りタイミングもなかなか決めることができません。
これは大きなデメリットですね。
さらにさらに、チャネルラインを下にブレイクした場合、どこまで下がるのかが不透明なので、利益確定のポイントも決めづらいというデメリットがあります。
トレーダーにとって、損切り位置と利益確定位置をあらかじめ定めることができないという状況はかなり不利な点です。
もちろん、設定しようと思えばできるのですが、僕は自信を持って設定できないのでチャネルラインブレイクは使いません。
何度も書きますが、あくまで個人的な考えです。チャネルラインブレイクを完全に否定する訳ではありません。
チャネルラインの中でトレードしよう!
チャネルラインの中でのトレード
では僕の場合、どのようにトレードをするかというと、チャネルラインの内部で値動きするという前提でトレードをします。
例えば先ほどのチャートで考えてみると、こちらの青丸の位置でロングエントリーを仕掛けます。
利益確定ポイントはチャネルラインのセンター(赤い点線が引かれているところ)を目安にします。
チャネルラインのセンターは、わりと意識されやすいラインで、反発する可能性の高いポイントでもあります。
プライスアクションの本を読んだことのある方は心当たりがあるでしょう。
青丸の位置でロングすると、実際利益を出すことができますね。
ここで、青丸よりも過去の時点でもチャネルラインで反発していることがわかります。
ですが、過去のチャネルライン到達のポイントではエントリーを仕掛けづらいです。
というのも、その時点ではこのチャネルラインが確かに効き目があるラインだと判断するには情報がすくなすぎるからです。
今でこそ完成された(全ての値動きがみれる)チャートをみることができるので、チャネルラインが確かに効き目があるという確証を持つことができます。
しかし、実際に値動きしつつチャートが形成されていくリアルタイムな相場だと、チャネルラインが効いているかどうか、なかなか判断するのが難しいのです。
チャネルラインの中は何もかもが明確
少し話がそれましたが、、
チャネルラインの内部でトレードすること。この方法を選ぶ理由は、メンタル的に安心してトレードをすることができるからです。
まず、利益確定ポイントが明確であること。チャネルラインの下限でエントリーをしたら、チャネルのセンターラインか、チャネル上限が利益確定ポイントになります。
基本的にはチャネルのセンターラインが難易度の低い利益確定ポイントです。
センターラインで反発されてしまうと、メンタル的にもよくないですからね。一旦、ポジションの一部でも利益確定しておくことが望ましいです。
エントリーした時点で、すでに利益確定ポイントが見えているのは大きなメリットです。
さらに、損切りポイントについても明確になっています。損切りポイントはチャネルラインが機能しなくなった時点、つまり、チャネルラインをブレイクしてしまった時点です。
まさにこちらのチャートのように、チャネルラインが機能しなくなってブレイクしてしまうと優位性がなくなってしまうので一旦ポジションをクローズします。
先ほど紹介したのは、チャネルラインをブレイクした時にエントリーする方法ですが、僕はチャネルライン内部でトレードすることを考えるので、チャネルラインをブレイクした時に損切りをします。
もちろん、このブレイクが結果的にだましとなってまた元のチャネルラインに戻ってくることはあります。
でもそのようなダマシが起こるかどうかはその時々によって違いますし、誰にもわからないので一旦損切りをしておくことが無難です。
もしも結果的にダマシとなって、元のチャネルラインに戻ってきた場合は、またチャンスを待ってチャネルラインの内部でトレードをすれば良いだけの話ですからね。
まとめ
チャネルラインを使ったトレード方法について、理解いただけたでしょうか。
ひとくちにチャネルラインと言っても、とても奥が深いのです。どのようにチャネルラインを引くのか、どの時間足で引くのか、どのようにトレードするのか、全てが明確になって初めてチャネルラインを使ってトレードをすることができます。
チャネルラインは確かにシンプルです。でもそれは見た目だけの話。
しっかりと勉強してチャネルラインを極めて行きましょう。
こちらのチャネルラインを使った自動売買ツールは、チャネルライントレードを極めていると言っても過言ではありません。
チャネルライントレードが難しいという方にも安心なので、ご一読お願いします!
では!
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