チャートに引いたラインでピタっと止まってくれる!の嘘
チャートを分析する時は、ラインを引いてトレードするのが基本です。
水平ラインをひいたり、斜めのチャネルラインを引いたり。。
どんなトレーダーさんでも、ラインを引いてトレードを行っています。
今回は、ラインを引いたあとに何を考えるべきかお伝えします!僕がTwitterで書いたツイートの深堀り記事です!
チャートにラインを引いて考えるべきこととは!?
ラインを引くことによって生じるバイアス
例えばチャートをみて、チャネルラインを引いたとしましょう。
今までの相場はこのチャネルラインに沿って動いている!
そういう気持ちになります。
そしてそれ以上の考察を行うことなく、チャネルラインの端っこに来たからロングを入れたりするのがよくあるチャネルライントレーダーの思考方法です。
これまでの相場はこんなチャネルラインの中で動いていたから、これからもこのチャンネルラインに沿って相場が推移していくだろう。
そんな仮説に従ってトレードをしていると、すぐラインをブレイクされて損切りになっちゃいますよね。
だんだんラインの引き方が悪いように思えてきます。
すると他のトレーダーがどんなラインを引いているのかばかりが気になって、他のトレーダーが引いてるラインと同じラインを引けるように勉強し始めちゃいます。
より完璧なラインを引けるスキルをもとめて。。
しかし、いくら綺麗で有名トレーダーと同じラインを引けたとしても、そのラインに沿ってトレードすれば勝てるようになるわけではありません!
綺麗に引いたラインで、必ず反発してくれるわけではないですし、どんな綺麗なラインであっても、ラインを引いた瞬間ブレイクすることはよくあります。このメカニズムについては、後ほど深く説明します。
手法探しの旅と同じように、ラインの引き方を探す旅から帰ってこれなくなります。
しかしこれは、チャートに引いたラインに対する考え方を身につけておくだけで、一気にトレード成績が変わります!
まず、ラインは引けた途端にラインブレイクをしてあたり前だと考えるようにしましょう。
ラインは人間の手で引いている以上、少なからずバイアスがかかっています。
これからこんなチャートの動き方をするだろう。
こんな動き方をしてほしい!
過去機能しているから今回も機能するはず!
無意識的に、将来の値動きが自分の引いたラインに沿って動いてくれるだろう、という希望をもってラインを引いているのです。
ラインを引いたら可能性を疑ってトレードしよう
ではラインを引いて考えるべきこととは何か。
そのラインでの反発を狙ってすぐにエントリーをかけるのではなく、反発の可能性を疑うということです。
いくらバイアスがかかっているとしても、そのラインを引いた根拠はあるはず。
でもラインタッチだけだとエントリー根拠としては乏しい、というわけです。
自分が引いたラインが今の相場でもちゃんと意識されていて、ラインでの反発を確認できてさらに、反発の方向に対する勢いがついていることを確認してやっとエントリーを考えるわけです。
エントリーまでのステップとしてはこんな感じ。
- ラインをひく
- 機能していることを確認する
- 反発方向への勢いを確認する
- エントリーを考える
ラインを引いてトレードしても勝てないのは、ラインを引いたあとすぐにラインタッチでエントリーをかけてしまうケースが多いのです。
もちろん、ラインでピタッと止まることを想定してラインタッチエントリーをかけるトレード方法もあります。
しかしその場合は、損切り幅を極限に小さくすることが求められます。
さらに勝率が格段に低くなってしまうので、勝率の低さにメンタルが持たない人も多いはず!
僕は色んな手法を試しつつ、最終的には勝率を格段に上げてメンタル的な負荷を無くす工夫をしました。
勝率を下げて大きく利益を取る方法も取っていましたが、色々と考え直した結果、今の高勝率トレードに落ち着いたわけです。
ラインが機能してくれるための条件とライン周辺での相場のとらえ方
ラインが機能してくれるための条件
さて、ラインに対する考え方についてもう少し深く説明していきます。
自分が引いたラインが機能してくれて、ラインで反発してくれるためには、2つの条件があります。
- そのラインに引かれている価格を他の多くのトレーダーも意識しているということ。
- そのライン付近で他の多くのトレーダーが反発方向のエントリーまたは決済をかけること
他の多くのトレーダー、または資金量の多いトレーダーさんが、同じような価格帯にラインを引いてくれていて、さらにそこでエントリーまたは決済をかけてくれること。
その条件がととのってはじめて、チャートはラインでの反発を起こします。
自分がトレードする時に重要なポイントは、この2つの条件が整ったことをチャートを見て判断出来るようにすることです!
この判断を行うためのステップが、先ほど説明したエントリーするまでのステップというわけです。
ラインが厳密に機能することは少ない
さてここで、とあることに注意しておかなければなりません。
それは「自分がひいたラインでピタッと反発するわけではない」という考えをもつこと!
先ほども説明しましたが、自分が引いたラインで反発が起こるためには条件があります。
ここで考えておかないといけないのが、自分が引いたラインを他の多くの人が同じように引いてくれていたとしても、多少のラインのズレがあるということです。
FXは多くのトレーダーさんが参加していますよね!
チャートをみるために使っているスマホやパソコンも違えば、チャートツールも違うわけです。
そうなるとラインの引き方もチャートツールによって違いますし、引いたラインの見え方も異なります。
太いラインを引いてる人もいれば、細いラインを引いてる人もいます。
ズームして拡大チャートで見ている人もいれば、縮小したチャートを見ている人もいます。
ラインを引くときに着目するポイントだって違います。
各自が手動でラインをひいて、色んなチャートツール、色んなスマホやパソコンてまチャートを見ている以上、ラインの見え方も異なることは当然です。
たとえ、みんながみんな各自で引いたラインで反発方向のエントリーをかけたとしても、引いたラインの見え方がずれている以上、自分が引いたラインでピタッと止まって反発してくれることは稀です。
もちろんピタッと反発してくれることもありますが、稀であると考えておく方がトレードは上手くいきやすいです!
ラインで反発するための二つの条件を満たしてくれていたとしても、自分が引いたラインでピタッと反発することは少ない。
ということは、自分が引いたラインが意識されて反発するパターンは次の3つになります。
- ピタッと反発してくれる
- ちょっとブレイクしてから引き返して反発する
- ラインに到達する手前で反発する
FXにはおおくの市場参加者がいますから、チャートは色んな動き方をします。
まずは自分が引いたラインを盲信しないよう思考力を鍛えていきましょう!!
臨機応変にチャートを分析できる力がFXには求められるわけです
FXトレードを勉強するなら必ずこの本を読んでおきましょう。最低限の知識で必要です。
なかなかちゃんとした本も少ないですが、しっかりと基礎から学べる本なので本当におすすめできます。
この本を読んでからFXの成績もかなり変わりました。
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